今年度より初めて開講した訪問介護員養成研修1級課程は、昨年同2級課程を修了した2・3年生6名と教員1名の計7名が受講しました。
  8月22日からの講義、11月4日からの演習、さらに12月22日からの施設での実習を終え、2月19日すべての課程を修了し、3月14日に修了証授与式を行いました。
 1級課程修了者は指定訪問介護事業でサービス提供責任者として従事することができ、介護のプロとして多方面から期待されています。



神戸新聞3/15 掲載記事より】

高校生がホームヘルパー1級に
須磨ノ浦女子高の6人  介護の“プロ ”認定

生徒有志を対象に、訪問介護員(ホームヘルパー)の養成研修に取り組んでいる須磨ノ浦女子高校で14日、1級課程の全カリキュラムを終えた生徒6名と教員1名に修了証が手渡された。1級課程は、訪問介護事業所の責任者に相当する「介護のプロ」。高校生の取得は珍しく、生徒らは「経験を今後に生かしたい」と張り切っている。(横田良平)


 訪問介護員は、心身障害者や高齢者らの自宅や施設を訪問し、身体の介護や生活援助など、介護保険制度の中心的な役割を果たす。同校では意識調査の結果、福祉分野への関心が高い生徒が多かったことから、2004年度から養成研修を開始。県の事業許可を得て設備を整え、同年度内に1〜3年生の34人が2級課程を修了した。
 1級課程は、2級課程の修了者を対象に本年度に実施。土日や夏休みなどを利用し、延べ244時間の研修を受けた。社会保障制度の講義のほか、老人福祉施設での実習を中心に利用者とのコミュニケーションや入浴の際の着脱、食事の世話を担当した。
 修了証書を受け取った村井さんは老人保健施設に就職する。「利用者に、楽しい思いをしてもらえるよう頑張りたい」と意気込む。医療福祉の専門学校に進学する網慶子さんも「今後は介護福祉士の資格を目指し、誰からも好かれる介護士になりたい」と話していた。
 ほかに3年の小泉利紗さん、2年の坂本奈穂さん、黒葛真理さん、倉野麻衣さんと濱西あや子教諭が修了した。




 訪問介護員(ホームヘルパー)養成研修課程は、福祉分野に関心を持つ生徒が多いため、「進路を考える手助けになれば」と昨年度初めて採り入れました。
  研修機関として県の事業認可を受け、介護実習に必要なベッドなどの設備を校内に整えました。昨年度は35人に修了証を授与。高校生ヘルパーが誕生しました。
 本年度も5月から生徒有志を対象に講座がスタート!! 研修は希望する1〜3年生が参加し、夏休みや土曜日、放課後などのべ113時間以上に及び、医学の基礎知識や福祉理念などの講義に加え、介護サービスを利用している高齢者らの家を訪問し、食事や入浴の世話なども実習しました。
全カリキュラムを終え、本年は29人に修了証が授与されました。
 

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