【毎日新聞掲載記事より】

高齢者介護の現場学ぶ     須磨ノ浦高1年生2人






明石市大久保町大窪の社会福祉法人明石恵泉福祉会「特別養護老人ホーム恵泉」で21日、兵庫大附属須磨ノ浦高校介護福祉士コースの1年生2人が、高齢者介護の現場を学んだ。 ボランティア実習として高校生が依頼し、施設側が「将来、高齢者福祉を担う高校生に現場を知ってもらおう」と受け入れた。2人は午前9時から午後5時まで、職員の指導を受けながら、入所者の散歩の手伝いや手洗いの介助、食事の準備、 レクリエーションの輪投げなどを体験した。  参加した加藤百華さん(16)は「コミュニケーションの話題づくりは大変だと思っていたが、お年寄りの方々が昔の話などをしてくださり、勉強になった」。中田加奈子さん(16)も「笑顔で迎えていただいた。将来に生かせるよう、技術やコミュニケーション能力を身につけたい」と話した。長生弘施設長は「実習で高齢者と向き合う中で、介護の大切さや人を支えることの意味を理解してほしい」と期待していた。【駒崎秀樹】